![3bd6deb1-4b30-46e1-9ea4-f885bc94ce9c_rd.jpeg](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/masatora_bd5/20240913/20240913215438.jpg) ## Vial → Kaleidoscope いちど [[Atreus]] のファームウェアを [[Vial]] にしてみたのですが、[[Kaleidoscope]] に戻すことにしました。 おもな理由は、**VialのGUIツールでは、Tap Dance(Vial)のタイミング調整がうまくいかなかった**ためです。 [[Kaleidoscope]] の Qukeys での調整のほうがうまく行っていました。 [[Vial]] は非常に便利なGUIツールで、ほとんどのカスタマイズはスムーズに行えます。しかし、細かなタイミング調整においては、[[Kaleidoscope]] のほうが自分に合っていたようです。[[Vial]] でもかなり設定を詰めて良い結果が出たのですが、最終的に戻すことにしました。 VialからKaleidoscopeに戻す作業が意外に手間取ったので、手順をまとめておきます。 ## 手順まとめ 1. **make flashで失敗** 最初に試したコマンド`make flash`ではうまくいきません。 1. **Arduino IDEに戻る** Qiitaの記事「[Kaleidoscopeのはじめかた](https://qiita.com/hann-solo/items/3d2486116a92b79e80e5)」を参考にして、Arduino IDEを使ってファームウェアを焼き直し。 1. **ファームウェアの書き込み** 「[Build and install the latest firmware for your keyboard — Kaleidoscope documentation](https://kaleidoscope.readthedocs.io/en/latest/build_default_firmware.html)」に沿って、Arduino IDEでサンプルファームウェアを書き込み。 シリアルポートを認識させるためには、リセットボタンを短押しして、すぐにファームウェアを書き込み。 書き込みは成功しましたが、キーアサインはおかしな状態に。 4. **ChrysalisでEEPROMのファクトリーリセット** Chrysalis内の`Preference > My Keyboard > Advanced Tools & Preferences > RESET EEPROM TO FACTORY DEFAULTS`でEEPROMをリセット。 5. **コマンドラインからファームウェアを再インストール** 最後に、コマンドラインから以下のコマンドを実行してファームウェアを再インストール。 ```bash make compile make flash ``` ## スクショ付き手順 ### 2. Arduino IDEに戻る ![SS 2024-09-16 20.49.44_rd.png](https://qiita-image-store.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/0/184128/959dc162-1223-d79e-7bd3-93bdfa588230.png) > ToolsからAtreusを選びます。 ![SS 2024-09-16 20.51.10_rd.png](https://qiita-image-store.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/0/184128/528b7665-edaa-65fd-5366-282faaeaca23.png) > Arduino IDEでAtreus.inoが選ばれています。このファームウェアはダミーなので、内容はこだわらなくてよいです ### 3. ファームウェアの書き込み ![SS 2024-09-16 20.51.46_rd.png](https://qiita-image-store.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/0/184128/641ae339-68b5-7b1f-92b9-687b5902f274.png) > ✅ ボタンを押すとArduino.inoがコンパイルされます ![SS 2024-09-16 20.52.12_rd.png](https://qiita-image-store.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/0/184128/b08cb3fd-f6c4-c1ae-0759-7b0b0d91f1af.png) > Atreus本体裏面のリセットボタンを、安全ピンなどで短押しします。しばらくのあいだ、`/dev/cu.usbmodematreus1`が見えるので選択します ![SS 2024-09-16 20.52.47_rd.png](https://qiita-image-store.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/0/184128/fe0b1eeb-7647-1e9b-aab1-8d654285a5c7.png) > →(upload)ボタンを押します ![SS 2024-09-16 20.53.05_rd.png](https://qiita-image-store.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/0/184128/55f55c35-b73c-70e6-42bb-4691d180d505.png) > Atreus.inoがコンパイルされた後、Atreus本体に焼かれます ### 4. ChrysalisでEEPROMのファクトリーリセット ![SS 2024-09-16 20.54.13_rd.png](https://qiita-image-store.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/0/184128/677aacd7-f6b0-0d4f-2b40-3772e3586c7c.png) ![SS 2024-09-16 20.54.29_rd.png](https://qiita-image-store.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/0/184128/403f7921-78e4-7903-2dfd-d7bdb3fd4ef9.png) > `Preference > My Keyboard > Advanced Tools & Preferences > RESET EEPROM TO FACTORY DEFAULTS`でEEPROMをリセット。 ### 5. コマンドラインからファームウェアを再インストール ![SS 2024-09-16 20.56.08_rd.png](https://qiita-image-store.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/0/184128/d8710229-4deb-7fba-f036-ef545f4d4a0d.png) ![SS 2024-09-16 20.56.33_rd.png](https://qiita-image-store.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/0/184128/f171e97b-406b-72ea-c6f2-2dc2ddd7a19f.png) > `make flash`で、Arduino.inoがコンパイルされたら、Atreus本体の左下のキーを押しながらEnterキーを押して、ファームウェアの書き込み ## おわりに [[Vial]] は非常に便利で強力なツールですが、わたしの使い方については、 Qukeysがつかえる[[Kaleidoscope]]のほうがフィットしました。人それぞれのニーズによるところが大きく、どちらが優れているかより、自分の用途に適したツールを選ぶことが大切だとおもっています。 この記事が、他の方々がVialやKaleidoscopeを検討する一助となれば嬉しいです。 こうした試行錯誤も、キーボードカスタマイズの醍醐味ですよね。今後も挑戦を続けながら、キーボード環境をよりよいものにしていきたいと思います。 ## 参考リンク - [[📗240626_AtreusのキーマップV3]] - [[📖240117_Kaleidoscopeでファームウェア作成]] - [Keyboardio Kaleidoscopeのはじめかた - Qiita](https://qiita.com/hann-solo/items/3d2486116a92b79e80e5) - [AtreusのファームウェアをKaleidoscopeに戻す - Qiita](https://qiita.com/hann-solo/items/c957602e16894cf71141)