<img src="https://deeptokyo.jp/wp-content/uploads/2025/08/PC_7864-scaled.jpg" width="480" alt="空也">
銀座の路地に、青いのれんを掛けた小さな店がある。看板も控えめ、ショーケースもない。あるのは予約帳と、紙箱に詰められて出ていく最中だけ。空也は、東京で「贈り物の格」を少し上げたいとき、最初に思い浮かぶ店のひとつ。
## この菓子の話
香ばしく焦がした皮に、北海道産小豆の粒餡。焦げの香りが先に立ち、餡の甘さがあとから追いかけてくる。焼きたての皮はしっとりではなくパリッと鳴り、口の中でほどけるまでが短い。最中というより、最中という形を借りた菓子、と言ってもいい。
日持ちは2日。手土産にするなら、渡す日の朝に取りに行く段取りで動く菓子。
## 店の物語
明治17年(1884年)、上野池之端で創業。関東大震災後に銀座へ移った。夏目漱石の『吾輩は猫である』に「空也餅」が登場することで知られ、内田百閒や志賀直哉といった文豪、歌舞伎役者の手土産として、銀座の社交の道具のように使われてきた。
公式サイトも持たず、店頭か電話のみ。140年やってきて、いまもその構えを崩さない。
## 訪問メモ
- 住所: 東京都中央区銀座6-7-19
- 最寄: 東京メトロ銀座駅A2出口から徒歩2〜3分
- 営業: 10:00–17:00(土曜は16:00まで)
- 定休: 日曜・祝日・お盆・年始
- 予約: 電話のみ(03-3571-3304)。1週間以上前が無難。当日予約は基本不可
- 売切れ: 当日分は早い時間に完売することが多いが、店頭に「売切」の貼り紙が出ていなければ買える日もある
## 用途
ちゃんとした手土産。江戸・東京感のある贈り物。「空也の最中」と言えば伝わる相手に渡したいときの一手。
## リンク
- 公式: https://www.sorairo-kuya.jp/view/page/aboutkuya
- 紹介: https://www.nsdo.co.jp/magazine/33
- 紹介: https://deeptokyo.jp/spot/food_gourmet/5784/
## 関連
- [[00_入口]]
- [[01_使い分け]]
- [[02_候補一覧]]
- [[05_営業日早見表]]